ドクキノコプラネット

紀の善であんみつ食べられればそれ以上の贅沢は望まない系ブログ

41stマッシュアップ『あの日の青空』の制作と公開までのお話

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みなさま聞いていただけたでしょうか。

また、気に入っていただけたでしょうか。

 

4/7(日) 23:00に41stマッシュアップあの日の青空』を公開させていただきました。

少し前に帰り道×必然性のマッシュで曲名募集をしていたのでそちらの完成版が来ると思っていた方が多かったかな?と思います。笑 そちらも作り始めてはいますが、気に入った構成が翌作業時には好かなかったりとなんだか日によってムラがある感じを凄く受けているので焦らず作っていこうと思っています。そんな事もあり、間が空き過ぎないように、それから後述する一つのケジメと言う意味合いもあってあの日の青空の公開に至りました。

 

 

公開にいたるまで

 

※ちょっと長い話になってしまうので、制作の想いとかだけ読んでおきたい方は上の目次から次項に飛んでいただく事をおすすめします。 

覚えていらっしゃる方はごく少数だと思っていますが、本作、実は昨年6月に完成していまして。

ここでも触れているように、とある大きなコラボを予定していた作品でした。

年こそ離れていたものの私にとって(恐らく相手にとっても)YouTube活動における仲の良い友人であり、そんな友人であり尚且つ格上でもある相手さんとの初コラボと言う話でしたので張り切って取り組んでいたのをよく覚えています。

リクエストは『何度目の青空か?』のみ。どう使うか、どの曲とマッシュアップするかは全てお任せいただき完成するまでのお楽しみとしていました。

そして昨年6月頭に完成。音楽データを提出してこんなコメントをいただきとても嬉しくなったのを覚えています。(一部抜粋)

咄嗟をベースにして何青が成立するって凄い
此れがマッシュアップ・・・色々思い浮かべてたけど、真っ先に3rd year BDのさゆ、まりっかといくちゃん、玲奈さんに生駒が過ぎった
総てがクロスして面白いし、合間の「私、起きる」はこの為だったんだ?・笑
いや、凄い。"作品"として成り立ってる。流石です。
あらためて、マッシュアップは面白い
善い意味で、面白い
楽曲のクロスが心地善い
本当に有り難う。大変だったろうに、本当にお疲れ様でした。 
こんな俺のリクエストに応えてくれて有り難う、感謝。

それからはこのマッシュアップを使用した映像作品の制作に取り掛かっていただきました。恐らく隔日くらいでやり取りしていたと思います。とても楽しみにしていました。

しかしながら体調がすぐれない日も多い方でしたので映像の制作は思うように進まず。その辺りの体調事情は随分前から知っていたのでもうほんと『出来る時に制作していただければ結構ですよ、無理しないでください』と。遠慮でもなんでもなく相手を敬っての事でした。

 

そうこうして9月になると私も仕事が忙しくなり、そのまま10月にはTwitterでもお知らせしていた通り東南アジア各国への2週間に及ぶ出張もあり。それなりの期待が掛かった重めの仕事でしたので私もその頃は完全に仕事に集中モードでして。帰国しひと段落した10月中旬から再度連絡を取ってみた所…

 

連絡が返って来なくなりました。

  

忙しい方なので年内一杯までは状況によっては私みたく連絡できないのだろうとも思っていたのですが、年が明けて1月になっても2月になっても…そして今日になっても連絡は来ていません。

私としてはこの相手さんとのそれまでの信頼関係からして意図的に不義理をする方ではないと確信しているので、こればっかりはあまり積極的に想像したいものでもないのですが、おそらくは連絡が難しいほどに体調がすぐれない状態にあるのではないかと結論付けることにしました。

それならばお蔵入りと言う選択肢もあるでしょうけど、この方と共作する予定だった『あの日の青空』はよく本人とも話していた"作品は見てもらってこそ"と言う意思に基づいて公開する事を選びました。同時にこの少し暗めな話になってしまうブログもちゃんと書いて公開することで『私はいつまででも映像を待っています』と宣言することも併せて決意しました。

もしもこのブログ見ることができたなら、またいつも通りに連絡くださいね。Tさん。 

 

 

『あの日の青空』の制作ついて

 

あの日の青空は10thシングル表題曲『何度目の青空か?』と同じ10thシングルのアンダー曲『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』のマッシュアップとしました。

マッシュアップの組合せを考える際には曲の構成やテンポから入るパターンと意味合いを持たせて組み合わせたい曲同士を決めてから入るパターンとが私流の2パターンでして、今回はその後者な作品でした。最近のマッシュアップだとNANASEVENも後者、隙間時代は前者にあたります。

何度目の青空か?はABメロのマイナーからサビでメジャーに転調するんですよね。ラスサビではサビから更に1セミ上がります。私はこのラスサビが咄嗟との交点だなと思いました。

非常に残念なことに私には打ち込みで正しいコード進行でオフボーカルを作り直すような技量はありませんので、いつも泣く泣くオフボーカル側を調整しながらボーカルそのままでのマッシュアップづくりをしています。ボーカル側のピッチを極力シフトしないのは私の中の尊さが『メンバーの歌声>オフボーカル』であり、多くの坂道ファンもそうなんじゃないかと思っているからです。今回も咄嗟側のピッチをABメロとサビとでそれぞれ調整したものを用意しそれらを適切なタイミングでパパッと切り換えています。

今回で言うと切り替えタイミングはABメロ→サビの切替ポイントはサビ冒頭「何度目の~青空か~」の「な~ん~ど~」の「ど」(1:14)、サビ→ABメロに戻すポイントは2Aに入る前の流れるピアノの後のバスドラ二つのあと(1:58)、再度のABメロ→サビは1サビと同じタイミング(2:29)です。サビ→ラスサビに入るところはCメロ「僕らも空も晴れだけじゃない~Ah~」の「Ah~」(3:25)です。

この「Ah~」は本来の何空にはないもので『羽根の記憶』から引っ張ってきました。転調後の音的には正しくないはずですが、あるとないとで印象が違います。なんと言うかこれがあった方が尊いです。笑 (こう言うのの比較音源をブログに貼ってみると良いのかも知れませんね)

 

サビ前の「Wake up~」はこれまた10thシングルのカップリング曲『私、起きる。』から拝借。真面目に音を合わせようとするとヘリウムガスみたいな声にするしかなくなってしまうので、上下で六度離れた音に分けて盛り込みましたが結構反応が良かったみたいで安心しました。今後にも使えるテクニックになったと思います。

難点としては何空のボーカル抜き出しがうまく行かなかった事があります。サビとCメロはシンセ音も一緒に抜き出してしまってダメでした。Cメロはそこから更に帯域カットを行った結果元々のリバーブも消えてしまうもののボーカルだけに絞り込めたので自分でリバーブを掛け直してカバーしてみました。それでもサビだけはどうしてもダメでした。なのでよく聞くと何空のシンセ音の結構高い音が耳障りに鳴っているのが聞こえると思います。私にはどうにもできませんでしたが、上手に抜き出す方法をご存知の方がいれば伝授してもらえると嬉しいです。

 

 

今回も薄い内容の割に無駄に長くなってしまいましたね(;´・ω・)

ほどよく短くまとめられるよう少しずつ精進していきます。