ドクキノコプラネット

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#TheMeix 第六弾を終えて

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TheMeix第六弾が無事終了いたしました。

参加してくださったyasuo003さん、Berriさん、G4TSUKIさんありがとうございました。

 

 

先日お知らせしたとおり、第六弾のテーマは『西野七瀬』さん。

nogishupboy.hatenablog.com

 

彼女の卒業コンサート前日である2/23(土) 22:00に4作一斉公開させていただきました。

 

どの作品も多くのご視聴をいただいており嬉しい限りです。

せっかくブログと言う長文を投下できるツールを得ましたので、確か第二弾ぶりになるんじゃないかと思いますが、一つ一つの作品に対する私なりの感想を書いてみようかなと思います。

 

 

TheMeix第六弾 作品紹介

 

yasuo003『帰り道は遠回りしたくなる Dance Remix

楽曲:帰り道は遠回りしたくなる

気づいたら片想いを踏襲したオリジナルイントロから始まるyasuo003さんのリミックス。気づいたら片想い→帰り道は遠回りしたくなる、と繋ぐことで初期と卒業前の西野七瀬両方をサラッと表現しているのがミソですね。

しっとりとした構成で終盤まで進みますが、Cメロ前にかずみんとのゆるいやり取りを入れることで後に続くCメロ『君と離れるのは悲しいけど 大事な別れだ』の歌詞をスッと響かせてくる洒落テク。ここから構成に変化が出てきて、『いつか~ きっと~』からはバスの4つ打ちが入り疾走感は確実なものに。なのにそのまま一気にサビで上がると思いきやラスサビ冒頭は本家同様しっとりと入って来るし、ここでのピアノは敢えてハズシ感を出しブチ上がりたい心に遠回りをさせて来ると。おかげでその後のラスサビはもう雲が晴れたかのように脳天晴れやかにさせられます。

聞き手を完全に弄んでいるとでも言うんでしょうか。確実にこちらサイドがコントロールされている大人なリミックスに仕上がっています。エモい

ケイさんのイラストもエモい。羨ましいです。

 

Berri『帰り道は遠回りしたくなる (Berri_Bootleg)

楽曲:帰り道は遠回りしたくなる

TheMeixのアゲアゲ担当ともいえるBerriさんによるリミックス。

毎度のことながら、ボーカルをサンプリングしてリズムを作ったりアクセントに使用したりと言ったテクとそのセンスが光っている一曲だなと思います。今回では『帰り道は~』の『は~』、『Oh~Oh~』の『Oh』をサンプリングしてAメロだったり間奏だったりと言った随所に織り交ぜてあります(サンプリングしてる箇所が違っていたらごめんなさい。笑)。

Berriさんは特に繋ぎの部分でどうブチ上げるかを物凄く楽しんで作っている人だなと思っていて、今回も1サビとAメロの間がまぁヤバイです。もちろんいい意味です。今でも脳内で流れる時があるキャッチ―さですね。かと思えばその勢いのままにその後を構成しない冷静さも兼ね備えていまして、このバランス感覚がまた良いです。

聴く時は普段よりも音量を大きめにして聴いてみて欲しいなと思います。トランス部分とか、強く鳴らしたバスとか、これを小音量で聞くと魅力半減どころの話では無くなってしまうので。音量大きめにして改めて聴いてみればきっと気持ちよくなれます。そしてラストのピアノでエモエモに満たされて下さい

 

G4TSUKI『きっかけの帰り道 (きっかけ×帰り道は遠回りしたくなる)

楽曲:帰り道は遠回りしたくなる、きっかけ

自主制作のトラックを用いたG4TSUKIさんのマッシュアップ。当初はピアノマッシュアップの案もありましたが、途中でボーカルを迎え入れる形にシフトしていきました。

アルバム曲のようなオフボーカルが存在しない曲でマッシュアップを作ろうとした場合、ボーカルの帯域をある程度カットして疑似的にオフボーカルにするか、自前でオフボーカルを用意するかの選択肢しかないのが現状。前者に比べたら後者の労力はハンパなくて、それでもG4TSUKIさんはコツコツとこの後者を積み上げているんですよね。強いなと思います。

『きっかけ』と『帰り道は遠回りしたくなる』。この二曲は小節の数や転調の有無と言った曲の構成が対極にあるような二曲なもんで、私だったらマッシュアップを途中で断念しそうなところをここまでの完成度に持って来れたことに感心しています。それどころか元々の構成の違いも個性として活用していて、本来『帰り道は遠回りしたくなる』には転調がありませんがラスサビで転調しているんですよね。そこに帰り道のキーとなる音を3つ入れて、最後には『好きだったこの場所』のピアノで締めると。もう…エモみが深い…

 

NOGISHUPBOY『NANASEVEN』

楽曲:命は美しい、他11曲

 

 

NANASEVENの制作

今回のマッシュアップを制作するにあたって西野七瀬さんのセンター曲(Wセンター含む)とソロ曲をリストアップしてみたところこんな感じでした。

 

表題曲センター
・気づいたら片想い
・夏のFree&Easy
・命は美しい
・今、話したい誰かがいる
・インフルエンサー
・いつかできるから今日できる
・帰り道は遠回りしたくなる

カップリング曲センター
・ロマンスのスタート
・何もできずにそばにいる
・ポピパッパパー
・きっかけ

ユニット曲センター
・他の星から
・僕が行かなきゃ誰が行くんだ?
・隙間
・無口なライオン
・Another Ghost
・心のモノローグ

ソロ曲
・ひとりよがり
・ごめんね、ずっと
・もう少しの夢
・釣り堀
・光合成希望
・つづく

色を付けたのが今回『NANASEVEN』に詰め込んだ楽曲。メイントラックである命は美しいの他に様々な形で11曲を詰め込み計12曲で構成しましたが、それでも彼女がメインで携わった楽曲の半分程度。どれほどの人気を誇っていたかがこれだけでも窺えるものだなと思います。

 

メイントラックは『命は美しい』にしました。

複数の楽曲を用いたマッシュアップを制作する場合、私はだいたいノートにあれこれ手書きをしてから進めていきます。毎回作りたい内容に対して少しずつ方法を変えてはいますが、今回は横軸に曲の構成(1Aメロ、1Bメロ、1サビ…Cメロ…ラスサビ etc.)、縦軸に構成ごとの曲のピッチと言った感じの表を書き、そこに曲のテンポ(BPM)も添えていって…と言う感じで散らばった情報を整えてみました。

そこから"絶対に入れたい曲"として大好きな『他の星から』、"ラストに入れたい曲"として『つづく』に印をつけて行くと主軸にするのはこの辺りの曲かなと言うピックアップが浮かんできて、今回で言うと『心のモノローグ』『Another Ghost』、そして『命は美しい』が最終選考まで勝ち上がってきました。その他、意味合いとしては採用アリな『サヨナラの意味』も脳内に特別枠で存在していました。

だけども、さてどうしようかと自分にとっての西野七瀬の記憶を辿ってみた所、真っ先に浮かんだのはこのワンシーンだったんですよね。 

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ミュージックドラゴンで『命は美しい』を披露した時の彼女。もう即決でした。

 

その後は入れ込みたい曲をドサドサッと詰め込んだ超絶プロトタイプを制作。

その時点はで1番に『今、話したい誰かがいる』『いつかできるから今日できる』、2番に『Another Ghost』『心のモノローグ』『気づいたら片想い』、ラスサビは転調を重ねて『無口なライオン』『他の星から』『つづく』を入れると言うところまで仮で決定し、これをベースに気になる個所をリメイクしていく流れで完成に持っていきました。TheMeixメンバーからの指摘も参考にしながら修正を重ね、プロトタイプから構成が変わらなかった部分は無いくらいになんだかんだ全部やり直しましたね。

ある程度形が見えてきた後でイントロに『光合成希望』のピアノVer.と『隙間』のイントロAh~を入れ込みましたが、最後の最後になって今回のTheMeixで『帰り道は遠回りしたくなる』に触れていないのは自分だけだと気づき急いでアウトロにピアノで織り交ぜました。ピアノはいずれも打ち込みで作りまして、実は初めての披露になります。自然に溶け込ませることを狙ってこの部分だけを重点的に調整していってたので、ネタバレするまでに結構時間が掛かったのは『してやったり!』感が強かったです。

 

『NANASEVEN』と言うタイトルから、聞く前は7曲のマッシュアップだと思った方が多かったのではないでしょうか。

その先入観ありきの話にはなりますが、初見だとボーカルとしては『他の星から』で7曲になります。ここで勘の良い視聴者さんは「NOGISHUPBOYは他星大好きだしこれで7曲だしここで締めるんだな」と思って下さったんじゃないかと。なのでその後に入る『つづく』で「ふおぉ…!」とさせることが出来ていたら良いなぁ…等と思っていました。笑

『つづく』を最後に持ってきたかった理由は歌詞でもう分かりますよね。これからも芸能界で頑張る彼女とファンとは終わりじゃないし、また会おう、だと思っています。卒コンもそんな印象を持たせてくれるものだったので、意図したかったことがズレていなくて少し安心しました。

 

1番と2番の間にはタイトルコールを入れまして、今回も安定のななちゃんに担当していただきました。

タイトルコールと言う特性上NANASEVENの完成が見えてからじゃないと依頼出来ないものなので結果的に短納期でのお願いになってしまいましたが、それでも快諾してくれた上に要望よりずっと早い納期で提出してくれたことにただただ感謝しています。天使かと思いました(天使なのかもしれません)

 

2番とラスサビの間には伝説の「告白の二度聞き」を入れました。

あんなキュンとする告白なんて二度聞きどころか軽く百度聞きしたい気分ですがそれは置いておくとしまして。元がセリフなのでそのまま入れたんじゃタイミングのズレとかが出てしまいます。なので速度は変更せず、セリフとセリフの間だけ調整させていただいて入れ込みました。ラスサビ前で落ち着いていたら突然「もう…!」なんて入ってきたおかげでこれまた「ふおぉ…!」となった方がいたら良いなと思っています。笑

 

『NANASEVEN』

 

 

早いもので2017年1月に活動を開始してからもう2年が経過しました。

開設当時は想像できなかったほどの多くの人に囲まれていることに未だ慣れていませんが、多くの心優しい視聴者さんからエールをいただいたり、不慣れな部分をサポートしてくれる方が居たり、音楽を楽しむ趣味の同士が出来たりといった様々な繋がりのおかげで細々と続けることが出来ています。本当にありがとうございます。

更新頻度はすっかり落ちてしまいましたがこれからもそこそこやっていきますので…

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。