【一人旅】5日目:博多食べ歩き【2019】
一人旅、5日目。2019年9月19日(木)です。
終日、福岡は博多の美味いものを堪能します。
福岡県
前日にひらおの天ぷら、かわ屋のとり皮&しぎ焼きなどを食べ過ぎたこともあり起きた時点でお腹がすいていないと言う大ピンチ!
水たき 長野
風情ある佇まい。
前日の夕方、博多の到着と共に電話をしてみて『今日か明日かで入れる時間ありますか?』と尋ねたところ「明日のお昼でしたら」との回答。まさか予約を取れるとは…と言うレベルの人気店なので電話が終わった後に吠えました。
うおおおおおおッッッ!!!!!!
電話予約の時点で、「お肉は骨付きにされますか?ミンチにされますか?」と聞かれます。どちらが一般的なのか良く分からなかったし下調べの甘さに『やべぇ』とアワアワになりましたが、聞いてみたところ『骨付きが一般的』との答えが。この辺りを意地悪せずにサクッと答えてくれるのはとてもありがたい。「お客様が食べたい方でェ!」なんて言われても『初めてなので一般的な水炊きが食べたいんです!』となってしまいますからね。
その後、訪問しメニューを見てみたら骨付き=水炊き、ミンチ=スープ炊きとなっていてこれまた焦りました。まさかミンチを頼んでいたら水炊きではないスープ炊きなるものになってしまうのか…?
食べながら女将さんに聞いてみたところ「お肉によって呼び方が変わるだけで出汁は同じ」と言うことが分かり一安心。
酢モツ(サービス)
酢モツ。
レシートを見ると含まれていなかったので水炊き・スープ炊きのコース時にはサービスのお通しで入っているようです。追加注文する場合は105円。
アサヒスーパードライ・瓶(580円)
流石に今回はね、昼からいっちゃいますよ。
水たき(2,800円)
水炊き=水に昆布が入っている状態からスタートする鍋と言うのが自分の中のスタンダードでしたので、来たものを見てまたびっくり。明らかに鶏ガラの良い匂いがするんですよ。それも普通じゃないレベルで良い匂いが充満するので先程まで満腹だったことを忘れてヨダレが出始める程でした。
「こちらお出汁です、お塩を少し入れてお飲みくださいね」
『(心のヨダレ、バレてたァァ!?!?)』
もうあれですよ、初めての握手会かってね、『おっふ』しか声が出ませんでした。塩を入れるまでもなくとんでもない旨味でグイグイ喉が進みます。塩を入れたらそれはもう今すぐに鍋全部飲み干してしまうんじゃないかってレベルでした。熱いので出来ませんでした。
酢醤油。酸っぱ過ぎず出汁のまろやかさもある感じ。
薬味。撮り忘れましたがもみじおろしもありました。
骨付きの鶏肉が投入され―――
ハイ来た!!!
骨の周りの肉なんて美味しいに決まっているのに、しかもあのスープで煮たんですよ。そんなのもうあれですよ、『心のモノローグ』と同じ。至高と最高が合わさっちゃった。
野菜が投入され―――
ハイ来た!!!
キャベツがもう甘いのなんの。もしかするとキャベツのポテンシャルを一番引き出している食べ方は水炊きなんじゃないかと思えるほど、キャベツが美味しい。これはいい経験。
上モツ(1,500円)
正直これずっと2人前だったんじゃないかって漁でもうお腹いっぱいだったのですが、ここ長野を紹介してくれた勢から「上モツも気になる」と言われてしまったからにはとオーダー。鍋IN時に「砂ズリとハツになります」と紹介されましたが食べてみると明らかに砂ズリ・ハツ・レバーの3種だったのでお得感マシマシ。そしてウマイ!
野菜&上モツを平らげたところで女将さんが登場。
長「お客様、おじやは入りそうですか?」
(いやめちゃめちゃ食べたい、けど…胃袋のキャパが…)
私『…はい。ただ、ちょっと少な目にお願いいたします』
おじや(315円)
これが―――
こうなって―――
ハイ来た!!!!!
この旅で一番感動した食事でした。このおじやが一人旅2019のベスト・オブ・メシ。満腹なのに胃袋も脳味噌も『食べろ!!』って言ってくる感覚と、食べた後に後悔が一切ない幸福感。ただの濃厚な鶏白湯スープでおじやをしたとしても多分この旨味は単純には出せないでしょう。元々の鶏の良さがあったり、上モツも投入しちゃってたり、お野菜からのダシもあったり、この食事の中で積み重なった全てがあってのこの一杯だったのではないかと思います。とんでもない旨さでした。恐れ入りました。長野のファンを公言します。
また博多に行く機会があれば絶対行くし、博多に行く人には強くオススメしたい。
ここで食べた水炊きはプライスレス。一生モノの経験でした。
その後は一旦ホテルへ戻り休憩をして、改めて夜の博多へ繰り出しました。
博多ごまさば屋
福岡県民のソウルフード、ごまさば。夜はここからスタートします。
ごまさば丼(900円)
ごまさば=醤油・みりん・胡麻をベースにした漬けダレに漬けたもの。ゴマサバと言うサバの種類とはまた別の話になります。ごまさば"丼"と言いつつご飯とごまさばは別皿になっていて、乗せたり刺身みたいに別々に食べたりできるようになっていました。
そして提供と共に店員さんからこう囁かれるのです―――
「少し残しておいて、〆にお茶漬けにすると美味しいですよ」
これを―――
こう!!
…いや、まだ足りない!!!
こうだ!!!
間違いないやつでした。これは家の近くに会ったら週一で行っちゃうだろうなー。
フリー南蛮漬け
福岡県民はなんでもフリーにしたがるのでしょうか?
この旅2つ目のフリーに出会ってしまいました。
御姿がこちら。
いままで鰯などの身が小さい魚での南蛮漬けは食べていましたがこれは初めて。身の大きいサバではどうなるかと思いきや…これが一番好きな南蛮漬けかも知れないと言う程でした。身が大きいので全部が酢に染まるのではなく芯はサバの味になっていて、しかも脂がよく乗っている。これまた一つの良い経験になりました。
ShinShin 天神本店
乃木坂オタクならお馴染みのShinShinに行ってきました。一番記憶に残っているのは乃木中でやった『ハイテンション白石』ではないかと思います。まいやんが「ふぅ~!」とか言いながらケータリングの博多ラーメンを食べていたアレです。
博多ShinShinらーめん(650円)
博多に来たので屋台のラーメンを食べるのも良いでしょうけど、友人が勧めてくれた&乃木オタとしてはここも来てみたかったので。
スープを一口飲んで『こりゃ美味い』となりました。ネット上にそう言った意見が見当たらないので全然違うのかもしれませんが、野菜から取るブイヨン系のスープと椎茸の戻し汁が入っているのではないかと感じます。それくらいに動物性由来ではない旨味が強い一杯。麺との相性にステータスを全振りしているような味わいで、ご飯をインしたりと言う気持ちにはなりませんでした。お腹に余裕があれば替え玉行ったことでしょう。
テムジン 親不孝通り店
あれだけ食べてまだ食べるのかと思われてしまうかも知れませんが、〆にテムジンの餃子を食べに行きました。
焼餃子 10ヶ(480円)
一口食べて『!?』と驚くことに。
なんとテムジンの餃子は餡が豚肉じゃなくて牛肉。餃子1個1個は人差し指の第二関節くらいまでしかない一口サイズのサイズ感なのに牛肉のおかげで一口含んだ時の口の中での香りの広がり方がもう全く違う。
まさか牛肉を餡にした餃子があるとは。しかもそれが抜群に美味しいとは。これまた勉強になったし恐れ入りました。
さすがに胃袋のキャパが来たので5日目はここで終了。
明日は午前中に博多のうどんを堪能し、午後からは大分へ向かいます。温泉堪能するぞー!
本日のベストフォト
ベスト・オブ・メシ!