【一人旅】3日目:香川→高知→愛媛→広島【2019】
一人旅、3日目。2019年9月17日(火)です。
香川からスタートし、高知→愛媛→広島へと進みます。
香川県
香川と言えばうどん、うどんと言えば香川。
ゲソそば狂ではありながらも麺単体としてはうどんが好きな人間です。せっかく香川に足を踏み入れたので、今回は尊敬するラーメン屋『くろ喜』の大将ブログを参考に店を絞って、時間と胃袋が許す限り回る事に決めました。
しかしながら初っ端からアクシデントが。なんと、寝坊したのです。
9時頃からうどんハシゴをスタートするつもりが気付けば11時。香川のうどん店は昼過ぎで終わってしまう場所がほとんどなので、急いで向かうことにしました。
よしや
火曜定休でした。泣きっ面に蜂もいいところです。
がもう
値段を見てびっくりですよ。こんなに安いんだ!と。
うどん 小(150円)
あげ(100円)
ネギと冷や出汁をかけて完成!
一軒目から感動することになりました。東京じゃこのうどんは食べたことないと言うのがまず浮かんだ感想。コシはしっかりありながらも団子のようなモチモチィ!とした食感の主張が強くて一噛みごとに得られる満足感がすごい。うどん単体のレベルがもうまったく違うなと思わされました。
甘辛のあげは白出汁のつゆとは違ううまみをもたらしてくれてこのコントラストも抜群でした。いやー、一軒目からすごい。すごい場所だよ香川県。
たむら
二軒目はたむら。ここも安い。あげに至っては100円切ってしまいました。
うどん 小(200円)
あげ(60円)
こちらもネギと冷や出汁をかけて完成!
うどんの太さ、コシの強さともに がもう を凌駕するインパクト。東京だとただコシが強いだけで終わってしまううどんが殆どですが、ここはやはりさすが香川の有名店と言ったところなのでしょう。歯に吸い付くようなモチモチィ!っとした食感はやっぱり存在。この感覚はほんと香川に来て初めて得ました。いやー美味い!
なにが違うんだろう…と思って店主に聞いてみたところ、「水がいいんだよ!」との返答。水もそうですし、この地は塩にも恵まれていますから、そう言った一つ一つの要素がうどんを美味しくさせているんだろうなと思いました。
一福
三軒目は一福。
私のブログではお馴染みのデーモンこと『うどんや大門』の店主はこちら一福で修行して、一福の東京進出時には責任者をやっていたような経歴の持ち主。そのルーツとなる一福の味を確かめてみたかったのです。行けて良かった。
ぶっかけ 冷(290円)
とり天(150円)
The Perfect.
御姿を見た瞬間の感想でもうこれでしたが、食べてみて自分の語彙力の無さを恨みたくなるレベルで美味い。デーモン同様の讃岐うどんとしては細い部類に入るそのうどん、ザラザラ感が一切なくツルツルスベスベな麺肌、あごなどの出汁がふんだんに香るぶっかけ出汁。デーモンが至上だと思っていたのに更にその上が出てくるとは思いもよらず、自然と『……うんまっ…』と声がこぼれてしまいました。
そしてやはり、うどんにはモチモチィ!っとした食感がここ一福でも存在する。デーモンにはなかったそれが存在する。讃岐うどん=コシと言う印象が一般的だと思いますし私もそう思っていたのですが、これは少し書き換えが必要になるなと。讃岐うどん=コシと共にやってくるモチモチィ!な食感が存在するうどん。モチモチじゃなく、モチモチィ!です。これ多分香川県民とかうどんファンの方にならこの表現が適切であると思っていただけるんじゃないかと。
残念ながら一杯を食べ終わって次の店を探していたところで13時を過ぎようとしており、行きたかった店は軒並み本日の営業を終了すると言う有様。唯一14時までやっているのがここ一福であり、しかも確実にこのうどんハシゴ旅で一番気に入ったのもまた一福だったので、これはもうラスト一杯を一福で食べちゃおうってことで違うメニューを食べることにしました。
かけ 冷(230円)
油あげ(120円)
The Perfect!
2杯目は"ひやかけ"スタイルでいただきました。がもう、たむらと同じです。
やはり一福らしい細目でコシとモチモチィ!があるうどん、これが美味しい。これだけで美味しいのに、澄んだ出汁がさらに美味しくさせてくれる。立派だよ、立派ですよ一福。こりゃ感服です。
ラーメンに多様性があるのはまぁ分かるんです。麺がありスープがあり具がある。選択肢があるから広がり方があるのが良く分かるんですよ。
でも讃岐うどんはうどんと出汁の要素しかないし、なんだったら出汁はある程度似ているからうどんだけとも言えなくない。なのに、うどん単体だけで全然違うものになる。魔法ですか。魔法なのですか。ねぇ。
この旅を通して香川県民がいかにうどんを研鑽して来たかがよく理解できたのは大きな収穫。ひとつ賢くなったわけです、『香川県はすごい』と。
高知県
うどんを堪能した後はそのまま広島に向かうことも考えたのですが、『あ、四万十川、見てみたい』と心がざわざわし始めたもので高知へ向かい四万十川にかかる沈下橋(ちんかばし)と呼ばれる橋を見に行くことに。
沈下橋は欄干(らんかん)がない橋で、簡単に言うと両サイドに柵がない橋。寝ぼけながら車を運転すればきっと落っこちますし、多分思春期にこの地域に居たら一度は飛び降りてみたことだと思います。
私がドラマか映画かはたまたCMかで見たことがあるのはその沈下橋のうちの『佐田沈下橋』と呼ばれるものと推測。日が暮れる前に見たかったので急いで車を走らせました。
佐田沈下橋(今成橋)
『自転車気持ちいいですか?』と聞いたら「長距離走ったんですが、今日暑くてただただしんどいっすね」とのこと。でも爽やかな二人組でした。
広く雄大な四万十川。台風が近づいている時期でしたが穏やかに流れる川だと言う印象を受けました。気付けば1時間以上、川のほとりにチェアを設置してのんびりと。いい時間だったなぁ。
虫よけをしなかったのでえらい数の虫に足を刺されたのもいい思い出です。
四万十いやしの里
入浴料金(680円)
綺麗な施設でしたが意外と人は多くなくゆったりできました。
中でも露天風呂に設置してある樹脂製のベッドがいい仕事をしてまして、外気浴がとんでもなく気持ちよかったです。ここも良い湯でした。
双海サーフビーチ
四万十からしまなみ海道を目指す途中でサーフビーチを見つけてしまいまして。
これがまた美しくて美しくて…。ほぼ真っ暗なんですが月の明かりで海が見えるんですよ。写真はシャッタースピードを遅くして明るく撮っていますが、実際はこの写真をほぼ黒に近くした感じで海だけが目に映ります。夜に見る漆黒の海とは違う、なんだろうな、始まりを感じさせるようなそんな海でした。
この写真自体はめっちゃ気に入っていますが実物とは異なる印象であることを補足までに。
愛媛県
時間と体力が無限な人なので、踏ん張ってもう少しだけ移動します。
来島海峡SA
どっちの色合いが好みでしょうか?
広島県
瀬戸田PA
大浜PA
本日の旅はここまで!
明日は昼前まで仮眠を取ってから広島へ旅行中の親友とその彼女に合流して昼食。その後はいよいよ博多まで突っ走ります。
本日のベストフォト
静かに流れる四万十川を表現出来たかな!お気に入り!